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退院 [家族、親族]

両脚を切断してしまったいとこに、
転院の話が病院側から出まして…
ようは、出てってくれ…というやつ。

高校の頃から同じ大学病院で、
入退院を繰り返してきたいとこにとっては、
どういう受け取り方をしたのか…
進学をするわけでもなく、
働くわけでもなく、
人との関わり方というのが、
彼には全く未体験ゾーンだったと思われ…
転院するくらいなら、
死にたいと言い出した。

担当の医師や看護師に、
死にたい、死にたい、
と言っていることを、
後から叔父の耳にも入ったそうだ。

先週、弟と二人で、
とにかく病院へ…。

転院先のリストを見せてもらったが、
どこも家から不便な場所で^^;
叔父も、
転院が嫌みたいだし、
場所も不便だし、
家に連れて帰ることにしたよ…と。
実は電話では、私も、
叔父の姉である私の母も、
家での介護は並大抵じゃないと、
反対したんだよね…。
特に男の叔父にはね…。
まぁ、男にだって出来る!とは、思うけれど。
叔父だってそろそろ働かなきゃいけない
だろうし、かと言って働けるのか?
って感じだけど…
そこまでつっこんではなかなかね、聞けない^^;

ちょうど病院へ行った日の日中、
一時退院して、家に帰って来たそうだが、
何をやるにしても、うまくいかない
ことばかり…と、言っていた。
両脚が無くなって初めての家での生活。

全てが、

届かない

のだそうだ…

両脚で立っているのが当たり前の
私達からは想像を絶する…

いちおう踏み台を用意したり、
いろんな物を用意したらしいが、
想像では使えると思っていた物が、
実際は使えなかったりと、
いろいろ検証してきたらしい。

家の中は狭くて、車いすというわけには
いかないので、手で這って歩く練習を
医師に勧められたとの事。
一番悩ましいのが、トイレで、
古い公団住宅なので、
洗面、お風呂場、トイレへ行くのに、
高い段差があるんだよね^^;
トイレまで行ったとしても、
便座に上がれないから…
冷蔵庫の取っ手さえも届かない…
「俺がもしいない時が問題だ」と、
頭を抱える叔父だが、
「しょうがねえ、やるしかねえからな」
という叔父に同意し、励ました。

肝心のいとこは、思ったより元気そう。
この日は調子がいいと本人。
だが、帰りに叔父に聞いたら、
「第三者の前では、平然としている」
のだそうだ。
叔父には時として暴言を吐いたり、
その日によって波があるらしい。

たぶん、うつ状態なんだと思う。

うつの人が、死にたいと言うのは、
「助けて!」と言っている事だと、
私は解釈している。
ホントは死にたくないから、
助けて!と言いたいのに、
死にたい…と言ってしまう心理は、
悲しすぎる。
でも、まだ救えるチャンスがあるということ。
叔父に激しくあたるのも、
家族だからと認識しているからこそ。
彼なりの最後の抵抗手段なのか、
数日前から原因不明の頭痛で、
退院日がまだ決まっていないとの事。
心が痛かった。
こうして面会を重ねているうちに、
だんだんと皆無言の時間が多くなる…
何を言って励ませばいいのか、
もはや思いつかない…

私は、もうこれ以上後悔もしたくないし、
大好きな人も失いたくないから、
思いのたけを、三枚のA4用紙に
とりあえず書いた。

image-20170203151628.png

叔父さんが一瞬席を外したすきに、
いとこに渡した。
読んだら捨ててね♪って。
彼に書いた初めての手紙。
言葉では、言いきれない気がして…

読んだかどうかはわからないけど、
一昨日、いとこは退院して家に帰った。
叔父の負担も増え、大変だろうと思う。
父一人、息子一人、
どうか二人で模索しながらも、
頑張ってほしいと思う。

いつか彼が、
小田和正の「風は止んだ」の歌詞に
あるような気持ちを、
持ってくれたらな…と、
願わずにはいられない。

**
生まれて来た そのわけは
今もまだ わらかないけど それでも

生きてゆく その意味は
少しだけ わかったかも しれない

なくしてきたもの 置き去りにしたもの
いつも 近くにいてくれた ひと

大切なこと 大切なひと
生きてゆく その意味を
教えてくれた

ひとりでは せつなくて
不安な日々に 消えていった 夢も

二人なら いつかきっと
その夢に たどりつけるはず

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コメント 22

lamer

う〜〜〜んって唸ってしまう。
冷たいものですね。
制度なんでしょうか?
決まりってものなのでしょうか?
病院の対応。
何か方法はないのでしょうか?
介護しながら働くって大変です。
共倒れの可能性大です。
一度退院したのですから再入院って出来るにでは?
自宅での介護は負担が大きすぎます。
by lamer (2017-02-03 16:02) 

caveruna

lamer様
まだ、完治する病気ではないので、
また何かしら調子が悪くなったら同じ病院へ行くのですが・・・
今回は、抜糸も終わり治療的な事がなくなったから・・・というわけで。
ずーーっとそのに入院というわけにはいかないらしいです。
by caveruna (2017-02-03 16:29) 

馬爺

現在の病院の制度は寛治しなくても治療がオア割れば一度退院して三か月を過ぎればまた再入院が出来るんですね、病院も点数制というのが有るらしいです。
by 馬爺 (2017-02-03 16:59) 

caveruna

馬爺様
せめて少し暖かくなるまで、2月いっぱいまでいれれば
よかったんだけどなぁ~なんて話していました・・・。
by caveruna (2017-02-03 17:15) 

ともち

健常者には想像もできないような生活が始まっているのでしょうね。
叔父様といとこさん、大変でしょうが、なんとか家での生活のリズムをつかめるといいのですが…
しかし、病院というのも、薄情なものですねo(`ω´ )o
私は今までの人生で入院したのは2度だけですし、どちらも1週間程度の入院だったので、あまりそういう感じは受けなかったのですが…
by ともち (2017-02-03 17:57) 

caveruna

ともち様
男同士だと、うまく口に出せないことも多いと思います。。。
なんとか頑張ってほしいです。
by caveruna (2017-02-03 18:32) 

ヨッシーパパ

もう決まってしまったのなら、仕方がないですが、病院内にケースワーカーという方がいれば、いろいろと相談に乗ってくれるのではないかなと思ったのですが、如何でしょう?
by ヨッシーパパ (2017-02-03 19:03) 

kuwachan

制度だから仕方がないのかもしれませんが
病院の対応、何とかならないものなのでしょうか。
膝を怪我して入院し家に戻った時、ほんの少しの段差にも閉口したことを
思い出しましたが、程度が違いますよね。
普通の家では本当に大変なんてものじゃないほど大変だと思います。

by kuwachan (2017-02-03 20:28) 

八犬伝

う~ん
言葉が、すぐに見つかりません。
大変です。
そして何より本人と叔父さん
二人きりでの生活
並大抵なことではないですね。
by 八犬伝 (2017-02-03 21:18) 

いっぷく

自治体の福祉を最大限使いましょう。
福祉用具、装具、サービス、家の改修、なんでも相談するといいと思います。
マンパワーが足りなければ、ヘルパーなりボランティアなり
使えるものはなんでも使いましょう。
介護する側のレスパイトも必要です。
やる気だけではこの先何年も続けられません。
いろんな意味で、助けてくれる人を増やすことが大事と思います。

by いっぷく (2017-02-03 21:22) 

レインボーゴブリンズ

パラリンピックに出場する選手のみなさんがあんなに生き生きとしているは、目標を見つけて、それに向かって進む勇気を持ったからだと思うのです。どうかいとこさんにも、目標を見つけてそれに向かって前進していただきたいと思いました。(生意気なことをいいました_(._.)_)
by レインボーゴブリンズ (2017-02-03 22:03) 

caveruna

ヨッシーパパ様
ケースワーカーや、自治体の福祉関係に
相談するように、叔父には言ってあるんですが…。
使えるものは使わないとね〜
by caveruna (2017-02-03 22:23) 

caveruna

kuwachan様
段差って、健常者にはこんな段差
と思うような段差でも、
越えられなかったりするらしいですから、
ホントに大変なんだなって思います^^;
by caveruna (2017-02-03 22:45) 

ワンモア

男同士の介護ですか。うーん・・・。
自治体の対応も、ぞれぞれだと思うので、
うまく対応してくれると良いですね(´・ω・`)

by ワンモア (2017-02-03 22:46) 

caveruna

八犬伝様
叔母さんが生きてたら…
って思うこともありますね^^;
by caveruna (2017-02-03 22:48) 

caveruna

いっぷく様
ほんとですよね〜
使えるものは使わないと!
ちゃんと相談しているかなぁ叔父さん^^;
by caveruna (2017-02-03 22:54) 

caveruna

レインボーゴブリンズ様
パラリンピックの選手らと
決定的に違うのは、
手がない、足がないだけではなく、
病気持っているということ…
なので、同じように励ますのも、
気を使うのです^^;
by caveruna (2017-02-03 22:57) 

caveruna

ワンモア様
これからが大変なんだと、
皆思っていて…
先のことはわからないから、
どう言えばいいのか言葉に詰まるけど、
まずは、慣れるしかないかなと…
by caveruna (2017-02-03 23:03) 

yamatonosuke

うつはどうせ治らないと思い薬を飲むのも拒否することもあるみたいなので、薬だけは飲むようにして欲しいです。あと睡眠と。
これからの生き甲斐を見つけれたらいいのですが。
by yamatonosuke (2017-02-04 01:10) 

スーおばさん

おはようございます。
すみません、コメントさせて下さい。
男の方はなんでも一人で遣ってしまおうと思いがちで、大切な息子だから尚のこと気持ちが入ってしまうと思います。
あらゆる手段があると思います。
介護サービスの利用、公的機関の利用、友人、知人、ボランティアなど、とにかく利用することで外部との関わりが出来て生活が良くなると思います。
働かなくては守りたい人を守る事も出来ません。
大変だと思いますが心を開いていると沢山の幸運が見えてくるものです。
と、両親の介護の経験から書かせてもらいました。
by スーおばさん (2017-02-04 10:06) 

caveruna

yamatonosuke様
病院にいる時は、ちゃんと飲んでいましたね。
好きな趣味でもあればいいのですが…
思い当たらない^^;
by caveruna (2017-02-04 10:32) 

caveruna

スーおばさん様
ありがとうございます^_^
そうなんですよ、あまり人に頼らないので、
困っています^^;
仕事を辞めてからもう一年以上たつし、
心配です。
共倒れにならなければいいけど。
by caveruna (2017-02-04 10:40) 

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